さようなら原発1000万署名」を県内でも取り組んでいます。
県民の皆様のご協力をお願いします。
未来に過去を振り返った時、2011年3月11日は歴史に残る日として記憶されているでしょう。
この日起こった東日本を中心とする大震災によって、多くの尊い命が失われました。
そして、国際基準最悪のレベル7となった福島第一原発の事故によって、
未曽有の放射能汚染がもたらされました。
大気、水、山―――。原発から放出された放射性物質が自然を汚染したことで、
私たちも放射能と無縁では生きられない世界に放り込まれてしまったのです。
楽しいはずの食卓や、学校や、生活の場で、
放射能の心配をしなければならないとは、なんて悲しいことでしょうか。
放射能は、いのちの元である遺伝子に傷をつけます。
それは、先祖から受け継ぎ、次に受け継いでいくいのちを脅かすことに他なりません。
「あなた」のいのち。「あなた」につながる大切な誰かのいのち。
そのいのちが、これ以上蝕まれることがあってはなりません。
放射能ふりまく原発はいらない。原発はいのちとは相容れないのです。
すべての原発を止めましょう。私たち、一人ひとりの力で。どうぞ、あなたの願いを一筆にしるしてください。
「原発をなくしてくれてありがとう」。未来の人々がそう思えるように。
私たちは、被爆県・ナガサキで生活するものとして、原発事故によって多くの人々が被ばくした現実に向き合い、いまこそ市民の力で日本のエネルギー政策を転換させ持続可能で平和な社会の実現をめざしたいと考えます。
ノーベル賞作家の大江健三郎さんや音楽家の坂本龍一さんらが呼びかけている「さようなら原発1000万署名」を長崎県内でも取り組んでいます。多くの県民の皆様の参加と賛同を呼びかけます。
【さようなら原発1000万人アクション・ナガサキ】
呼びかけ人(五十音)=井原東洋一(長崎県被爆者手帳友の会会長)、川野浩一(長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会議長)、谷口稜曄(長崎原爆被災者協議会会長)、戸田清(長崎大学教授)、中島正徳(長崎県被爆者手帳友愛会会長)、西岡由香(漫画家)、福崎博孝(弁護士)、藤田祐幸(長崎県立大学シーボルト校非常勤講師)、正林克記(長崎原爆遺族会会長)、松井千代子(佐世保市連合婦人会会長)、牟田純子(プルサーマルを考える会代表)、吉田良尚(弁護士)